なんか不思議な映画だなーフランスっぽいなーと思ったら案の定フランスのグラフィック・ノベルが原作だったらしい。
おそらくセリフの半分以上を主人公の心の声が占めていて、まさにグラフィック・ノベルのページをめって読んでいるように物語は淡々と進んでいく。それに対して音響効果がとても独特で、淡々と進む映像と相まって不思議な世界観を強烈に感じた。
この映画は映画館で初めて見るには非常に退屈しそうな作品であるが、独特な音響効果のためにハイレベルな音響設備の映画館で観てみたいという気にはなる。
殺し屋の物語ということでリーアム・ニーソンとかジェイソン・ステイサムとかマット・デイモンとかそういう殺し屋をイメージすると大外れなので要注意。なにかこう伝記的な物語というか淡々と述べられる詩を聞き入るような体験したい人にはおすすめ。